今年も藩校振徳堂で展示をさせていただきました。
今回の展示では、今年一番大きな出来事だった37日間の美術の旅の絵日記も展示しました。
絵日記は恥ずかしさもありましたが「旅を追体験できた」「今後行きたい場所が増えた」と、様々な嬉しい言葉をいただきました。
旅で得たパワーを大切に、またがんばろう!と思った展示でした。
今年も素晴らしい作家の皆さんとご一緒でき、大変勉強になりました。
ありがとうございました。
<展示掲載文>
今年の9月17日から10月23日まで、みやにち総合美術展の宮崎県芸術家支援プログラムで、全国美術館巡りの旅をしました。
このプログラムは、支援内容を自由に申請できるものでした。私は美術館が大好きで、毎年のように美術館巡りをしています。
絵画は心を豊かにし、制作の学びとしても大切な時間です。
しかしコロナにより、約3年間県外の美術館は行くことなく過ごしていました。
おそらくこの間多くの人が、新しい過ごし方を模索したり、新たな価値観を求めたり、目指すものは人それぞれ違うと思いますが、これまでに感じたことのない違和感の中で過ごしたのではないかと思います。
私はどうすることが一番良いのか分からなくなった時、「色々な迷惑をかけないように、一旦行きたい美術館へまとめて行ってこよう」と思いつきました。
みやにち総合美術展に出品し、全国美術館巡りを申請し、背中を押していただきました。
心の中で「綱渡りの旅」とよびながら、北海道から南に向かって、各地の美術館を目指す素敵な旅をしました。
また何の気兼ねもなく、世界中好きな場所に行き、会いたい人に笑顔で会えるようになることを祈って展示します。
Photo ワタナベカズヒコさん